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今年8月に、ふとカクタソフマップで衝動買いしてしまった液晶プロジェクター。
高画質プロジェクターなんてウン十万の世界だと思っていたら、なんと10万円。画質もキレイで機器も小さく軽い。
「知らなかった〜」
ーでも、部屋が狭いからなぁ…
「大丈夫です。2mの映写距離で80インチになります」
とすかさず店員さん。聞いてみると、この店員さんも自宅に同型機を持っているそうだ。しかも部屋の間取りが俺とほぼ同じ。
「なるほど。いけそうですね」
「いけます。別世界になります」
べ、別世界…。ポワ〜ン
「あのー、スクリーンも付けて下さい」
気づいたらレジでサインしていたのである。
そして2ヵ月後、これまたカクタソフマップでウロウロしていると中古AVアンプコーナーのある1点に目がとまった。
DSP-A1… こ、これは5.6年前のヤマハの激高アンプじゃん。なんで34,800円(税込)なんだ!?
「あーこれはですね、はっきり言ってお買い得です」
とすかさず店員さん。聞いてみると、なんとこの店員さんも同じアンプを使っているのだそうだ。
「型は古いですけど、このへんの5,6万のアンプとは作りが全然違いますよ」
「ですよねー。だって当時は高かったんですよね、コレ?」
「フラッグシップ・モデルですからね。はっきり言って、このへんとは次元が違います」
次元が違う…。ショワーン。
「あのー、3年保証のソフマップ・ワランティも付けて下さい」
気づいたらレジでサインしていたのである。
(ああ恐るべしソフマップ!)
で、このヤマハのAVアンプなんだけど、なんと7.1ch(フロント5台、リア2台、ウーファ−1台)の構成で、「シネマDSP」と呼ばれるヤマハ独自の音響プログラムを採用しているのだ。さっそく足りない分のスピーカをヤフオク等で購入。最後にちょっと上等なサブ・ウーファーを買って、いちおう7.1ch分のスピーカが揃った。
しばらくは思った音が出ずに試行錯誤の日々が続いたが、それもなんとか解決し、今では心地よい音空間を奏でるホームシアターの完成となりました。
PS 5.1chでお悩みのアナタ!当HP管理人が出張サービスに伺います。
<2004/12/8>
<機材データ>

AVアンプ/ ヤマハ DSP−A1/ 中古34,800円(定価280,000円)
・環境的に大音量を出せるので大きいアンプにした。細かい設定ができるし、見た目も高級感ありで満足。 ちなみに、PC用に持っている定価50,000円のAVアンプ(ヤマハ)で出力してみたが、80インチの画面に負けてしまっていた。
普段聴く音量を考えて選ぶのが良いでしょう。
センタースピーカ/ オンキョー D-305C/ 中古9,800円
・センターはセリフを受け持つので重要だ。ソフマップで衝動買いしてしまったが、もう少し探してもよかったかな、と思っている。たいていスクリーンの下に置くので、少し上に傾けて設置すると良し。
フロント・エフェクトスピーカ/ ヤハ 10MM(専用台付)/ 中古15,000円
・ヤマハ独自のフロント・エフェクト。メインのさらに外側に設置する。主な効果として、スクリーンの下から聞こえてくるセリフをスクリーン中央に”上げて”定位させる。それと残響音等、広がりの効果に活躍。
メインスピーカ/ ビクター SX-500/ 既存(10年前に購入)100,000円
・一番、選択・設定に苦労するスピーカ。なるたけ大きく、低音が出るほうが、自然な音場になる。センタースピーカとの音量バランスがキモ。
リアスピーカ/ ソニー SRP-S400/ 既存 貰い品
・よく、「リアは何でもよい」というようなことを聞くが、微妙なところである。最近の映画はリアも結構効果的に使われているので、少なくともそこそこ低音の出るものが良い。
サブ・ウーファー/ ヤマハ YST-SW315/ 新品25,000円
・安いシステムは分からないが、普通サブ・ウーファーと呼ばれるものからは”音”は出ない。出るのは振動、”空気の揺れ”だ。低音の出るメインスピーカでも、この”揺れ”はなかなか出ない。アクションやスペクタクル映画に威力を発揮する。ちょっとオオゲサに言えば、これがあると映画がアトラクション化する。よく言われる近所迷惑だが、超低音(振動)の場合、そんなに分からないのではないかと思う。でもライブのバスドラとか、一定のリズムで鳴ってるとヤバイかも。
DVDプレーヤ/ サイバーホーム CH-DVD300(激安台湾製)/ 新品6,980円
・高いDVDプレーヤにすると、どのくらい音・映像が良くなるのか?知りたいところだ。安い台湾製はメディアを選ばないので良い。
プロジェクター/ エプソン TW10H/ 新品105,000円
・内部のランプは消耗品(3万円:1000時間交換とか)なので、中古を買うときは注意。横から映せる「レンズ・シフト機能」は便利。だけど、このモデルには付いてなかった(もうワンランク上のモデルには付いてる)。
スクリーン/ キクチ 80インチワイド(グレイマット仕様)/ 新品15,000円
・意外と高いスクリーン。白けりゃなんでもいいので(マジ)、代用品があればどんどん使いましょう。
<音的 お気に入りDVD>

『ドラゴンハート』
某HPで紹介されていて知ったのだが、なるほど5.1chが大活躍している。
特にドラゴン(声はショーン・コネリーがシブ演)が主人公の周りをグルグル回るシーンは、サウンドチェックに最適だ。
『英雄-HERO-』
この作品は、丸の内の音の良い劇場で観たのだが、刀のシュイーンだかカイーンという金属音がやたら印象に残った。
で、あの甲高い金属音が再現されるのかと思いチェックしてみると、ちゃんとあのカイーン音が鼓膜を震わせてくれた。
『バンド・オブ・ブラザースvol.1〜5』
定番の『ライアン』でなく、あえてこっちを。
戦場経験者の記憶を参考に作ったという、耳をかすめる弾道音が怖い。また、発射音もさることながら、地面や人体につきささる着弾音もすごい音だ。
その他
5.1chといえば、アクションやVFX映画で満喫できると思いがちだが、フツーのドラマでもその醍醐味を十分味わうことができる。
たとえば、最近作の『ロスト・イン・トランスレーション』における東京繁華街の雑踏やホテルのバー、カラオケボックスなど、身近な空間での上質のサウンド・デザインは、ときにスペクタクル・シーンよりも「ハッ」とさせてくれるものだ。
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